天徳院は3代藩主利常の正室で徳川秀忠(徳川家康の三男)の娘・珠姫(3歳!で結婚し三男五女を儲け24歳で病没)の菩提寺として1623年に開山。(この山門は1693年建立)
中秋の名月をあちらこちらから望もうと旧市街を巡っている途中(兼六園から1,5キロくらい。クルマだとあっという間)なんともいい角度に、雲に見え隠れしながら浮かんでいるトコロに出くわした。雨が多い→雲が多い→朧月夜が多い金沢。
侘び茶の祖として有名な村田珠光が「月も雲間のなきは嫌にて候」(月は満月で煌々と輝いているよりも、雲がかかって見え隠れしている方が好きだ。) と言ったのは言外に深い意味があるにせよ、朧月はそれだけで美しく心が揺れるもの。こんな見事なロケーションならばことさら。2017年10月4日19時37分撮影
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金澤逆さ望遠鏡 嫁坂上 晩秋
旧市街の真ん中を貫く小立野台地の両側に広がる、2つの川がそれぞれ削り出した複雑な地形が最も金澤らしい地域。嫁阪上から犀川方面に広がる街並み、さらにその向こう寺町台地、前田家代々が眠る野田山方面を臨む。
遥か彼方まで見渡している様で、この地点から画面の一番奥に青く霞む山並みの1つ手前(「加賀藩主前田家墓所」とすると)までは直線距離にして3キロちょっとくらいしか離れていない。高低差による錯覚マジック。近くを遠くにみせるので逆さ望遠鏡、とでも言おうか。旧市街ではほんの数分歩くだけで風景が空気がガラッと変わるコトがよくあるけど、それを一括りにしてみたカンジ。角度の低い晩秋の午後の光に柔らかく満たされた穏やかな眺め。
2014年11月22日 15時20分撮影
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遥か彼方まで見渡している様で、この地点から画面の一番奥に青く霞む山並みの1つ手前(「加賀藩主前田家墓所」とすると)までは直線距離にして3キロちょっとくらいしか離れていない。高低差による錯覚マジック。近くを遠くにみせるので逆さ望遠鏡、とでも言おうか。旧市街ではほんの数分歩くだけで風景が空気がガラッと変わるコトがよくあるけど、それを一括りにしてみたカンジ。角度の低い晩秋の午後の光に柔らかく満たされた穏やかな眺め。
2014年11月22日 15時20分撮影
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主計町茶屋街 旧暦9月14日
中秋の名月の次の十三夜(旧暦9月13日に昇る月、2015年は10月25日)を「後(のち)の月」と称して(栗などを添えるコトから「栗名月」ともいうらしい)お月見をする習慣があるんだそう(十三夜を愛でるのは日本特有らしい)空模様の変化に富む金澤では「月の膨らみ具合」と同じくらい「どんな雲が出ているか」もお月見を左右する重要な要素。
この日は翌十四夜。「後の月」も見事だったけどこの夜は朧月画が空全体に広がる素晴らしいコンディション。気温も湿度も透明度も香りも、全てが絶妙な中での魔法の様な月の光景。
2015年10月26日18時27分撮影
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この日は翌十四夜。「後の月」も見事だったけどこの夜は朧月画が空全体に広がる素晴らしいコンディション。気温も湿度も透明度も香りも、全てが絶妙な中での魔法の様な月の光景。
2015年10月26日18時27分撮影
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紅葉点描天井画 卯辰山山野草園
ひがし茶屋街から歩いてほんの数分の卯辰山中腹にひっそりと存在する山野草園。斜面にそこそこ広大な敷地を締めている割に小さい出入口が二箇所あるだけの、しかも観音坂女坂に面した方は間口も狭く割りと急な階段で、ちょっと秘密めいた場所。山野草園という名前が付いているけど、小高く鬱蒼とした木々に覆われた森、の地面を歩きやすい様に整備した公園という趣。
斜面にありながら何処かに眺望が開けているワケでもなく、ひたすら木々に包まれる場。そういう場所は意外と少なく旧市街の‘公園’としてはここが唯一かもしれない。季節の細やかな移り変わりを森の僅かな変化を通じて感じる場所。
見上げるとそれぞれに色づいた木々のあちらこちらに陽が透き通り濃淡が美しい。紅葉の点描画の様。明日は微妙に色合いが変わっているだろう。自然が創るその日その日の天井画。2014年11月21日13時59分撮影 この場所を中心に 金澤コンシェルジュ通信マップ を表示
斜面にありながら何処かに眺望が開けているワケでもなく、ひたすら木々に包まれる場。そういう場所は意外と少なく旧市街の‘公園’としてはここが唯一かもしれない。季節の細やかな移り変わりを森の僅かな変化を通じて感じる場所。
見上げるとそれぞれに色づいた木々のあちらこちらに陽が透き通り濃淡が美しい。紅葉の点描画の様。明日は微妙に色合いが変わっているだろう。自然が創るその日その日の天井画。2014年11月21日13時59分撮影 この場所を中心に 金澤コンシェルジュ通信マップ を表示
松月図
この夜はミラクルムーン(2014年は旧暦では9月が閏月として挿入され2回目の9月13夜を「後の13夜」という。171年ぶりというコトで「ミラクルムーン」呼ぶらしい)
春から晩秋までは東京よりも日照に恵まれる金澤(気象庁ここ30年の4月〜11月の日照合計平均、金澤1316時間、東京大手町1184時間)この日も透き通る秋の晴天。見事に紅葉したしいのき迎賓館脇のアメリカ楓並木越しにこの月を収めようとフラフラして、結局この松越しの月に見惚れてしまった。
兼六園をはじめ金澤には松が多い。桜並木の中に松、アメリカ楓の間にも松、21世紀美術館にも松がアチラコチラに・・みなよく手入れされ、この街ならではの風景を創り出している。
2014年11月5日18時14分撮影 この場所を中心に 金澤コンシェルジュ通信マップ を表示
春から晩秋までは東京よりも日照に恵まれる金澤(気象庁ここ30年の4月〜11月の日照合計平均、金澤1316時間、東京大手町1184時間)この日も透き通る秋の晴天。見事に紅葉したしいのき迎賓館脇のアメリカ楓並木越しにこの月を収めようとフラフラして、結局この松越しの月に見惚れてしまった。
兼六園をはじめ金澤には松が多い。桜並木の中に松、アメリカ楓の間にも松、21世紀美術館にも松がアチラコチラに・・みなよく手入れされ、この街ならではの風景を創り出している。
2014年11月5日18時14分撮影 この場所を中心に 金澤コンシェルジュ通信マップ を表示
水鏡光庭
鈴木大拙館は21世紀美術館と並び「金澤」を見事に取り入れてその魅力をより一層増している「場」。 21世紀美術館が「金澤の光の変化を常に反映させて存在自体を作品に昇華させている」のに対し大拙館は何百年も入らずの森だった本多の原生林を借景にそれは見事な調和、美しさで年中楽しませてくれる。そして午後になれば「水鏡の庭」に差し込む光が乱舞して・・・ちょっぴり幻想的とも言える光景を見せてくれる。
約3分毎に(微調整しているとのコト)生じる波紋が創る模様に心を静めるのもいいけど、刻一刻移り変わる光の舞いにウットリ浸るのもこの館の醍醐味だろう。晩秋の低く柔らかく透明な光がユラユラと舞うひととき。
2014年11月4日15時39分撮影 この場所を中心に 金澤コンシェルジュ通信マップ を表示
約3分毎に(微調整しているとのコト)生じる波紋が創る模様に心を静めるのもいいけど、刻一刻移り変わる光の舞いにウットリ浸るのもこの館の醍醐味だろう。晩秋の低く柔らかく透明な光がユラユラと舞うひととき。
2014年11月4日15時39分撮影 この場所を中心に 金澤コンシェルジュ通信マップ を表示
露結手水鉢落葉重ね
晩秋から冬にかけて雨の多い金澤の紅葉は、落葉してからの楽しみも多い。
濡れた枯葉は長い間艶を保ちながら地面や石段、周り中を鮮やかに彩って風景を
一変させる。
卯辰三社への入り口千杵坂脇にそっと鎮座する古い大きな手水鉢に落葉した紅葉が幾重にも層を作って沈んでいた。
蒔絵を施した透明な板を何層にも何層にも重ね、苔むした石枠に嵌め込んだ工芸品・・・そんなコトを夢想する。ちょっと怖いくらい美しい水と紅葉の光景。
※この写真では分からないけど「露結」(と正面に大きく彫られている)の意味については例えばこちらを参照。加賀藩にも縁のある小堀遠州が「莊子」の「得魚而忘筌、得兎而忘蹄」の一句から汲み取った深い意味を背後に秘めた二文字。
2013年12月1日16時28分撮影 この場所を中心に 金澤コンシェルジュ通信マップ を表示
2013年12月1日16時28分撮影 この場所を中心に 金澤コンシェルジュ通信マップ を表示
浅野川蒼鷺蒔絵
9月終わり頃の深夜、浅野川大橋を渡っていてふと、ナトリウム灯の黄色い煌きの中に長い影を作っている蒼鷺が目についた。
浅い浅い浅野川に静かに立つ姿は昼も夜もその時々の画を創り、時々見惚れてしまう。 黒漆塗で仕上げた様な艶のある川面にナトリウム灯の金粉を撒いて・・・背景が絶えず動く奥行きのある蒔絵を見ている様な。
日常に溢れる様々な、金澤らしい味わいの風景、の一つ。
2013年09月28日 23時54分撮影 View 金澤コンシェルジュ通信マップ in a larger map
浅い浅い浅野川に静かに立つ姿は昼も夜もその時々の画を創り、時々見惚れてしまう。 黒漆塗で仕上げた様な艶のある川面にナトリウム灯の金粉を撒いて・・・背景が絶えず動く奥行きのある蒔絵を見ている様な。
日常に溢れる様々な、金澤らしい味わいの風景、の一つ。
2013年09月28日 23時54分撮影 View 金澤コンシェルジュ通信マップ in a larger map
瓢池水鏡 兼六園ライトアップ
年に何度も開催されるライトアップ夜間無料開園。9月中秋の名月鑑賞無料開園の次は、11月後半週末2回連続開催の「秋の段」で年内はお仕舞。
藩主が何代にも渡って創り上げアチコチに見所が存在するこのお庭。雪吊りの見事な唐崎松が反映する霞ヶ池も素晴らしいけど、ここ瓢池周りのライトアップも多くの人を楽しませる。(ちなみに五代藩主がこの付近に「蓮池御亭」と称する別荘を建てたのが兼六園の始まり)西側斜面を巧みに活かした作庭。畳み掛けるように配置された木々が照明によって一層鮮やかにダイナミックに。
水面に張り出した三芳庵水亭で食事をする人たちも含め一枚の絵画の様な・・・秋の終わりの光景。
2013年11月24日 19時45分撮影 より大きな地図で 金澤コンシェルジュ通信マップ を表示
藩主が何代にも渡って創り上げアチコチに見所が存在するこのお庭。雪吊りの見事な唐崎松が反映する霞ヶ池も素晴らしいけど、ここ瓢池周りのライトアップも多くの人を楽しませる。(ちなみに五代藩主がこの付近に「蓮池御亭」と称する別荘を建てたのが兼六園の始まり)西側斜面を巧みに活かした作庭。畳み掛けるように配置された木々が照明によって一層鮮やかにダイナミックに。
水面に張り出した三芳庵水亭で食事をする人たちも含め一枚の絵画の様な・・・秋の終わりの光景。
2013年11月24日 19時45分撮影 より大きな地図で 金澤コンシェルジュ通信マップ を表示
金澤回り舞台 晩秋 宝泉寺五本松
ここで何度も手を替え品を替えトピックにしている「金澤冬の回り舞台」、晩秋からしばしば発生する「目まぐるしく移り変わる天候」はとても表情豊か。 その年その日その時、その場所だけのダイナミックで美しい光景が展開する。確かに、雷が鳴りみぞれまじりの雨が降り低い雲が垂れ込めている時間も多い。(何度か言ってるけどそれは冬限定の話。春〜晩秋までは金沢の方が東京よりも日照時間が長い) だけどその天候にかなりの確率で混じってくる「つかの間の晴れ」が金澤の醍醐味。
この眺めは芥川龍之介やドナルド・キーンが絶賛した宝泉寺、五本松から。 こうやって広く空を見渡すと狭い旧市街の上にいろんな空が展開しているのが良く分かる。
金澤人には見慣れた、でも一般的には・・・おそらくちょっぴり不思議な風景。
2013年11月18日 16時12分撮影 より大きな地図で 金澤コンシェルジュ通信マップ を表示
この眺めは芥川龍之介やドナルド・キーンが絶賛した宝泉寺、五本松から。 こうやって広く空を見渡すと狭い旧市街の上にいろんな空が展開しているのが良く分かる。
金澤人には見慣れた、でも一般的には・・・おそらくちょっぴり不思議な風景。
2013年11月18日 16時12分撮影 より大きな地図で 金澤コンシェルジュ通信マップ を表示
金澤回り舞台 晩秋 卯辰山見晴台付近
春から晩秋までの東京よりも長い日照時間(ここ20年の気象庁統計による)を一気に逆転する初冬からの天候の印象的が強く、長い間「暗く閉ざされた北陸の冬」みたいな誤解が広まっていた。
確かに金澤の冬は曇りや雨が多い・・だけどその隙間隙間、プラチナを溶かした様な青空から鮮烈な陽が差して濡れた街がキラキラ輝く光景が多く出現する街でもある。
紅葉も始まったばかりの、朝から降ったり射したりゴロゴロ鳴ったり忙しい日の夕方、茶屋街からクルマで数分のこの場所に空を眺めに出掛けてみた。輪郭を眩く輝かせながらゆっくり流れる雲、太陽が四方八方に大見得を切るかの様に光の筋を伸ばし、なかなか見応えのある舞台。時々辺りの森全体を轟音を立てながら風が吹き抜けていく・・
余談だけど初代「中村歌右衛門」は金澤の生まれ。お墓は卯辰山山麓、東山の真成寺にある。
2013年11月07日 16時21分撮影 View 金澤コンシェルジュ通信マップ in a larger map
確かに金澤の冬は曇りや雨が多い・・だけどその隙間隙間、プラチナを溶かした様な青空から鮮烈な陽が差して濡れた街がキラキラ輝く光景が多く出現する街でもある。
紅葉も始まったばかりの、朝から降ったり射したりゴロゴロ鳴ったり忙しい日の夕方、茶屋街からクルマで数分のこの場所に空を眺めに出掛けてみた。輪郭を眩く輝かせながらゆっくり流れる雲、太陽が四方八方に大見得を切るかの様に光の筋を伸ばし、なかなか見応えのある舞台。時々辺りの森全体を轟音を立てながら風が吹き抜けていく・・
余談だけど初代「中村歌右衛門」は金澤の生まれ。お墓は卯辰山山麓、東山の真成寺にある。
2013年11月07日 16時21分撮影 View 金澤コンシェルジュ通信マップ in a larger map
まるさんかくしかく 鈴木大拙館
開館からようやく一年少しの大拙館、(かなり前から此処にある様な気がするのは、この場所にとても自然に溶け込んでいるからだろう。借景の‘本多の森’と一年中ホント見事な相乗効果を生み出している)館の方から「壁面に反射する波紋が綺麗ですよ」とオススメされていたんだけど、なかなかそのタイミング、太陽が傾きつつある時に行けずにいた。
二度目の秋を迎えるこの年「今年は素晴らしい紅葉と一緒に、ぜひその波紋を見てみよう」と時間を見計らって出掛けた。これは建物が水鏡の庭と壁面に幾何学的な影を落とし始め、その中で同心円がユラユラ輝くようになった時の光景。
「波紋を起こす装置」が作動するのは約三分に一度。静寂な水面に「ポワッ」と波が立ち・・円を描きながら進んでいき、やがて影の中に煌めく同心円が広がり、乱れ、消えてゆく。穏やかで美しい光景。後で写真を眺めていてふっと思い立った。此処にもこの館の、大拙の重要なモチーフ「まるさんかくしかく」がある!
建物に巧みに仕組まれた同モチーフと違い、時間限定、天候にも左右される光景。
大拙翁がフラッと現れてニコニコと語りかけている様な・・そんな気もする。
2012年11月25日 15時00分撮影 この場所を中心に 金澤コンシェルジュ通信マップ を開く
二度目の秋を迎えるこの年「今年は素晴らしい紅葉と一緒に、ぜひその波紋を見てみよう」と時間を見計らって出掛けた。これは建物が水鏡の庭と壁面に幾何学的な影を落とし始め、その中で同心円がユラユラ輝くようになった時の光景。
「波紋を起こす装置」が作動するのは約三分に一度。静寂な水面に「ポワッ」と波が立ち・・円を描きながら進んでいき、やがて影の中に煌めく同心円が広がり、乱れ、消えてゆく。穏やかで美しい光景。後で写真を眺めていてふっと思い立った。此処にもこの館の、大拙の重要なモチーフ「まるさんかくしかく」がある!
建物に巧みに仕組まれた同モチーフと違い、時間限定、天候にも左右される光景。
大拙翁がフラッと現れてニコニコと語りかけている様な・・そんな気もする。
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紅葉雪吊り画 兼六園
晩秋の澄み渡る大気を鮮やかに染める太陽が、紅葉の盛を迎えつつある卯辰山方面を柔らかく照らす夕暮。
霞ヶ池を背景にした徽軫灯籠の光景が有名だけど、卯辰山を借景に霞ヶ池のほとりから唐崎松方面を眺めた光景もオススメ。
栄螺山に登る途中、手前の紅葉、雪吊りを施された見事な松とその先の卯辰山、空とその色を反映する水面・・・様々な要素が刻々とバランスを変えながら一瞬一瞬の光景を展開していき・・・
時々パズルのピースが全て嵌るように「画」が現れる。絵画の中を歩きまわる様。そんな感覚を楽しみながらの散策はこの庭園の醍醐味だろう。
この日はライトアップ夜間無料開園(年に何回も「見頃の時期」の週末に開催、桜の季節は一週間以上に渡り実施。さらに25年度からは大陸のホリデーに合わせ2月の長期夜間無料開放も開始)こんな美しい夕暮の後、今度は艶やかで幻想的な光景が展開する。市の真ん中、21世紀美術館の筋向いに広がる豊かな庭園。
2012年11月25日 16時32分撮影 この場所を中心に 金澤コンシェルジュ通信マップ を開く
霞ヶ池を背景にした徽軫灯籠の光景が有名だけど、卯辰山を借景に霞ヶ池のほとりから唐崎松方面を眺めた光景もオススメ。
栄螺山に登る途中、手前の紅葉、雪吊りを施された見事な松とその先の卯辰山、空とその色を反映する水面・・・様々な要素が刻々とバランスを変えながら一瞬一瞬の光景を展開していき・・・
時々パズルのピースが全て嵌るように「画」が現れる。絵画の中を歩きまわる様。そんな感覚を楽しみながらの散策はこの庭園の醍醐味だろう。
この日はライトアップ夜間無料開園(年に何回も「見頃の時期」の週末に開催、桜の季節は一週間以上に渡り実施。さらに25年度からは大陸のホリデーに合わせ2月の長期夜間無料開放も開始)こんな美しい夕暮の後、今度は艶やかで幻想的な光景が展開する。市の真ん中、21世紀美術館の筋向いに広がる豊かな庭園。
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ムーンナイト・ホークス しいのき迎賓館
様々な表情を見せる月夜の旧市街の中で多分もっとも不思議なバランスなのが此処だろう。
しいのき迎賓館ブラッスリー ポール・ボキューズの裏手の‘石の広場’、そこから連続して、緩やかな起伏をつけた広大な芝生、道路を挟んで復元された「いもり堀」、その奥に金沢城の複雑に構成された美しい石垣・・今まで県庁始め様々な施設があった場所を再整備(主に郊外に移転)、シンプルな中にも実は手の込んだ美しい空間を出現させた。(画面奥、点線で横切る道路照明一つとっても絶妙な塩梅)
月も「どんな風に照らそうか・・」迷っている様な・・・。
20世紀アメリカ具象絵画の第一人者エドワード・ホッパーの代表作「ナイト・ホークス」(夜更かしする人々)という絵(都会の深夜、そこだけ明るいダイナーに座る大人の男女を描いたスタイリッシュな絵画)のムードにも似た・・オシャレでどこか少しだけ現実離れした光景。これも金澤の旧市街らしい月夜の光景。Titleもそれをちょっともじって・・・つけてみた。
まだまだ夜は始まったばかり&そんなスラングは無いだろうけど(^^ゞ
2012年10月02日 20時23分撮影 この場所を中心に 金澤コンシェルジュ通信マップ を開く
しいのき迎賓館ブラッスリー ポール・ボキューズの裏手の‘石の広場’、そこから連続して、緩やかな起伏をつけた広大な芝生、道路を挟んで復元された「いもり堀」、その奥に金沢城の複雑に構成された美しい石垣・・今まで県庁始め様々な施設があった場所を再整備(主に郊外に移転)、シンプルな中にも実は手の込んだ美しい空間を出現させた。(画面奥、点線で横切る道路照明一つとっても絶妙な塩梅)
月も「どんな風に照らそうか・・」迷っている様な・・・。
20世紀アメリカ具象絵画の第一人者エドワード・ホッパーの代表作「ナイト・ホークス」(夜更かしする人々)という絵(都会の深夜、そこだけ明るいダイナーに座る大人の男女を描いたスタイリッシュな絵画)のムードにも似た・・オシャレでどこか少しだけ現実離れした光景。これも金澤の旧市街らしい月夜の光景。Titleもそれをちょっともじって・・・つけてみた。
まだまだ夜は始まったばかり&そんなスラングは無いだろうけど(^^ゞ
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紅葉印象派 主計町
金澤では桜と同様、紅葉も場所ごとに時間差でバラエティー豊かに進行する。複雑な高低差のある地形の影響はモチロンのこと、その豊かな植物相・・・市の中心部斜面に広がる何百年も手付かずの多種多彩な原生林(加賀八家筆頭、本多家五万石の広大な敷地内だったため、長らく入らずの森だった)隣接する、歴代の藩主が思い思いに造園した兼六園・・・さらには1960年代に植えられ紅葉の定番になりつつある中央公園通りのアメリカ楓並木 そしてここ主計町は樹齢100年超の染井吉野もある桜並木。
雨がパラついた後の、真っ白い雲間に覗く澄んだ淡い青空をバックにまばらに染まり始めた桜、美しいラインの浅野川大橋の袂にはまだタップリ緑の葉を付けた柳、後ろには既にかなり染まった対岸の桜、その奥にまだ紅葉半ばの卯辰山・・・
自然の地形を見据えた上で何世代にも渡って景観を整えてきた金澤らしい、様々なカタチと色に溢れた秋の光景。
印象派の画家が色彩分割画法で描いた絵の様な・・・現実の光景。
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雨がパラついた後の、真っ白い雲間に覗く澄んだ淡い青空をバックにまばらに染まり始めた桜、美しいラインの浅野川大橋の袂にはまだタップリ緑の葉を付けた柳、後ろには既にかなり染まった対岸の桜、その奥にまだ紅葉半ばの卯辰山・・・
自然の地形を見据えた上で何世代にも渡って景観を整えてきた金澤らしい、様々なカタチと色に溢れた秋の光景。
印象派の画家が色彩分割画法で描いた絵の様な・・・現実の光景。
2012年11月10日 11時06分 |
雨の釉薬 紅葉 帰厚坂
金澤は雨も多いけど日照時間もそれ程少なくない(ここ20年くらい平均で東京の約9割)確かに冬に限って日差しは少なくなるけど、それでも細かい晴れ間が無数に挟まる日は多い(何回も・・というよりは‘無数’と言ったほうが感覚的には近い。天気雨も多いし)街中・・・家々も木々も道路もシットリと濡れたトコロに陽光が当たってきらめく、そんな光景が頻繁に出現する。
卯辰山中腹へ伸びる帰厚坂は最期の藩主が民衆のための厚生施設建設事業の中で切り開いた坂筋が原型。‘藩主の厚き徳に帰する’坂というのが名の由来。(城を見下ろすコトが出来る、という理由でそれまで庶民の卯辰山入山は禁止されていた。確かにこの遥か向う正面には兼六園の木々が見える)
その両サイドから気の早い木々達が散らした葉、まだまだ紅葉もまばらな森、連なる瓦屋根・・・全てが柔らかい艶を放っている。まだまだ紅葉序盤の美しい光景。
2012年11月10日 13時25分撮影 この場所を中心に 金澤コンシェルジュ通信マップ を開く
夕暮蜃気楼 犀川
浅野川に比べて川幅も広く水量も豊かな犀川、ここはいつも豊富な水がゴウゴウ音を立てて流れ落ちている可動堰。 犀川を朝に夕に眺めながら育ったので、大体のコトは知っているつもりだったけど、こんなにハッキリと、まるでスクリーンの様に街並みを映している認識はなかった。(流れ落ちる水が作るカーテンに周りの光景が映る・・・当たり前といえばそうなんだけど)
絶えず細かく躍動しながら流れ落ちる水にユラユラ映る風景はちょっと現実離れしていて・・・パラレルワールドの様。
現実の街並みを反映している様で実は向う側にある世界を蜃気楼の様におぼろげに見せているのかも・・・ そんな錯覚に捕らわれても不思議じゃない、幻想的な優しく美しい眺め。
夕明りを背景に浮かぶ対岸寺町台地のシルエット(子供の頃は、つい遊びに夢中になっていると「いつの間にか巨大な壁が出現している」みたいでちょっぴり怖かった)その稜線の所々、キラキラ明りが灯る美しい夕暮。
2012年11月05日 17時10分撮影
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絶えず細かく躍動しながら流れ落ちる水にユラユラ映る風景はちょっと現実離れしていて・・・パラレルワールドの様。
現実の街並みを反映している様で実は向う側にある世界を蜃気楼の様におぼろげに見せているのかも・・・ そんな錯覚に捕らわれても不思議じゃない、幻想的な優しく美しい眺め。
夕明りを背景に浮かぶ対岸寺町台地のシルエット(子供の頃は、つい遊びに夢中になっていると「いつの間にか巨大な壁が出現している」みたいでちょっぴり怖かった)その稜線の所々、キラキラ明りが灯る美しい夕暮。
2012年11月05日 17時10分撮影
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月下の‘現在’美術館
夕暮れまでは、ダイナミックに微妙に変化する空の色を映し、そしてこんな夜は月が映える金沢21世紀美術館。
全面ガラスの外壁を通して優しい光を放つ建物は、周りに広がる芝生もフンワリ浮かび上がらせて普段の夜も充分に美しいけど、月との共演によってさらにグッと魅力を増す。 ※有料ゾーン閉館後も外側の無料ゾーンは夜10時まで引き続き開館しているので、夜も柔らかく輝いている。(ちなみにこの日金曜は夜8時まで有料ゾーンも延長開館)
設計者であるSANAA(妹島和世、西沢立衛による建築家ユニット)はこの建物によってヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展金獅子賞受賞、建物自体も複数の賞を受賞している(2010年には建築界のノーベル賞とも言われるプリツカー賞も受賞)
単体としての建築も世界でオンリー・ワンの見事な存在だけど月下の姿もまた格別な美しさ。
「月に映える現代建築」を選定するコンクールがあったらまた一つ賞が増えそうだ。
2012年09月28日 18時29分撮影 この場所を中心に 金澤コンシェルジュ通信マップ を表示
全面ガラスの外壁を通して優しい光を放つ建物は、周りに広がる芝生もフンワリ浮かび上がらせて普段の夜も充分に美しいけど、月との共演によってさらにグッと魅力を増す。 ※有料ゾーン閉館後も外側の無料ゾーンは夜10時まで引き続き開館しているので、夜も柔らかく輝いている。(ちなみにこの日金曜は夜8時まで有料ゾーンも延長開館)
設計者であるSANAA(妹島和世、西沢立衛による建築家ユニット)はこの建物によってヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展金獅子賞受賞、建物自体も複数の賞を受賞している(2010年には建築界のノーベル賞とも言われるプリツカー賞も受賞)
単体としての建築も世界でオンリー・ワンの見事な存在だけど月下の姿もまた格別な美しさ。
「月に映える現代建築」を選定するコンクールがあったらまた一つ賞が増えそうだ。
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千杵坂 晩秋夢想
晩秋の低い太陽が苔むした千杵坂の表面を舐めるように照らしている。
緩やかな傾斜の階段坂は泉鏡花の小説に「身を起こして、坂また少し攀じ石段三十五段にして・・」とある、当時のままの35段。
藩政期の終わりごろ、此処ら辺一帯を民衆の娯楽の場に整備する藩主の計画に喜び勇んだ人々が、手に手に杵を持って突き固めて出来たこの坂は(自主的に労働を買って出たそうだ)他の、例えば多くの寺社仏閣の山門に続く石段坂とは違う、大らかで柔らかい味わい。
緩やかな傾斜面にユッタリとした階段幅、段も低く、上り傾斜が付いて(一つ一つの面が坂・・・というカンジすらある)全体的にアバウトなムードが漂うけど、そこは人々の生理によって決定された造りなのだろう・・・とても登りやすい。
坂を登り切ったトコロは日暮ヶ丘。三方が崩れてしまい随分狭くなったそうだけど、当時はたいそう繁盛した茶店があって大いに賑わった場所。
今は東屋と梅林のある、ちょっと眺めのよいささやかな台地でしかない・・・
晩秋の香りが満ちる中、磨り減った石段を登り当時の往来を、その先にあった賑わう日暮ヶ丘を夢想するのはちょっと楽しい。2011年11月26日14時29分撮影
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大拙寺(鈴木大拙館)四
開館した10月の時点でも既に素晴らしかったけど「この木々が紅葉したらどんなに綺麗だろう・・・」と期待していたその光景を遥かに超えた現実がさりげなく展開してる11月の終わり。
以前「なんらかの前景に嵌めこまれた月を観る」のが金澤のお月見の醍醐味・・と書いた様に、風景を切り取って観せて、見事に昇華させるのは金澤の得意技だとは思っていたけど、この紅葉の風景はちょっと「そういう技」の次元を超えている様。
常緑樹と混じって立つ十本程(多くても十数本くらい?)の紅葉している樹が館と一体となって出現させる光景には「紅葉が魅せる美のエッセンスがここに凝縮されている」と思える位、心を動かされる。この館のアチラコチラに登場するモチーフ、三角(カタチが出来る最小単位)→四角(二つ合わさって)→◯(さらに集まって無限)にも通じている様にも思う。
紅葉シーズンといえば人々が殺到する様な「辺り一面の紅葉」を思い浮かべるけど・・・本当は僅かな本数が紅葉していく様(ズレから生じる無限のハーモニーを観賞するコト)の中にこそ無限の味わいがあるコトを目の当たりに示してくれている光景。
そんなコトは全部置いておいても・・・単純に美しい日々刻々変わりゆく光景。
2011年11月27日15時19分撮影
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