晩秋の澄み渡る大気を鮮やかに染める太陽が、紅葉の盛を迎えつつある卯辰山方面を柔らかく照らす夕暮。
霞ヶ池を背景にした徽軫灯籠の光景が有名だけど、卯辰山を借景に霞ヶ池のほとりから唐崎松方面を眺めた光景もオススメ。
栄螺山に登る途中、手前の紅葉、雪吊りを施された見事な松とその先の卯辰山、空とその色を反映する水面・・・様々な要素が刻々とバランスを変えながら一瞬一瞬の光景を展開していき・・・
時々パズルのピースが全て嵌るように「画」が現れる。絵画の中を歩きまわる様。そんな感覚を楽しみながらの散策はこの庭園の醍醐味だろう。
この日はライトアップ夜間無料開園(年に何回も「見頃の時期」の週末に開催、桜の季節は一週間以上に渡り実施。さらに25年度からは大陸のホリデーに合わせ2月の長期夜間無料開放も開始)こんな美しい夕暮の後、今度は艶やかで幻想的な光景が展開する。市の真ん中、21世紀美術館の筋向いに広がる豊かな庭園。
2012年11月25日 16時32分撮影
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