紅葉印象派 主計町
金澤では桜と同様、紅葉も場所ごとに時間差でバラエティー豊かに進行する。複雑な高低差のある地形の影響はモチロンのこと、その豊かな植物相・・・市の中心部斜面に広がる何百年も手付かずの多種多彩な原生林(加賀八家筆頭、本多家五万石の広大な敷地内だったため、長らく入らずの森だった)隣接する、歴代の藩主が思い思いに造園した兼六園・・・さらには1960年代に植えられ紅葉の定番になりつつある中央公園通りのアメリカ楓並木 そしてここ主計町は樹齢100年超の染井吉野もある桜並木。
雨がパラついた後の、真っ白い雲間に覗く澄んだ淡い青空をバックにまばらに染まり始めた桜、美しいラインの浅野川大橋の袂にはまだタップリ緑の葉を付けた柳、後ろには既にかなり染まった対岸の桜、その奥にまだ紅葉半ばの卯辰山・・・
自然の地形を見据えた上で何世代にも渡って景観を整えてきた金澤らしい、様々なカタチと色に溢れた秋の光景。
印象派の画家が色彩分割画法で描いた絵の様な・・・現実の光景。
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