犀川、御影大橋はここ数十年の間に金沢旧市街に架かった橋の中でひときわ美しくまた独創的だと思う。
石川県初の単弦ローゼ橋という一本のアーチで支える構造は上流側の景観を遮る構造を無くすために採用され、
またその景観を楽しめる歩道は上流方向に向かって中央部分が緩やかに曲線を描く凝った構造になっている(上流の犀川大橋、上菊橋と同様「景色を眺めるため」のベンチも設置されているの金沢らしい配慮)
‘いもり堀脇’などと同様に歩道路面だけを照らす様にデザインされたシンプルでモダンな照明、アーチを印象的に浮かび上がらせるナトリウム灯照明、夏の色濃い夕暮れが見事に調和して出現した‘日常’の中の一コマ。 2018年07月26日 19時56分
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真夏の大朧月夜 21世紀美術館
一年中どの季節の朧月もそれぞれに趣があっていいモノだけど、夏のそれは、辺りに充満する草木の香り、体にまとわり付く湿気も相俟ってこの季節ならではの妖艶さがある、様に思う。
美術館を整備した時、この場所にわざわざ移植されてきた美しい枝ぶりの松の背景に広がるダイナミックな夜空は、冬の神々しさとはまた趣の異なる妖しい輝き。
この夜は私が映像演出をした能楽美術館のナイトミュージアムイベント当日。泉鏡花をテーマになかなかに幻想的な空間を設えたつもりだったけど、終わって外に出てみれば真夏の夜の金沢は負けず劣らずの設えで空間を満たしていた。2017年8月5日20時55分撮影
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美術館を整備した時、この場所にわざわざ移植されてきた美しい枝ぶりの松の背景に広がるダイナミックな夜空は、冬の神々しさとはまた趣の異なる妖しい輝き。
この夜は私が映像演出をした能楽美術館のナイトミュージアムイベント当日。泉鏡花をテーマになかなかに幻想的な空間を設えたつもりだったけど、終わって外に出てみれば真夏の夜の金沢は負けず劣らずの設えで空間を満たしていた。2017年8月5日20時55分撮影
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浅野川 中の橋能舞台

起伏に富む金澤旧市街のお月見は、日によって時間によって
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「天空の様々な位置に浮かぶ月を、様々な前景の中に配置して」味わうと一層楽しい。
「今日の月の出は何処で眺めよう・・・天頂にかかる頃なら彼処がいいかな・・」
などと思案を巡らし、その場所へ向かって歩きながらも、その道すがらまた新たな
「思いがけない美景」に出会えたりする。
「月はどこまでも一緒についてくる」のではなく「いなくなったり現れたり」を繰り返しながら様々な構図をとって私達を楽しませてくれる。
などと思案を巡らし、その場所へ向かって歩きながらも、その道すがらまた新たな
「思いがけない美景」に出会えたりする。
「月はどこまでも一緒についてくる」のではなく「いなくなったり現れたり」を繰り返しながら様々な構図をとって私達を楽しませてくれる。
これもそういう風景。
眩い十二夜月が、尾張町裏手に繁る木立の「稜線」上に浮かんだ「金澤らしい月景色」
眩い十二夜月が、尾張町裏手に繁る木立の「稜線」上に浮かんだ「金澤らしい月景色」
正面の松がちょうど能舞台鏡板に描かれた「老松」の様に見える。
(元来、能では「神前で舞う」という意味合いを込め、神の象徴として「老松」の近くに舞台が設置されるコトが多かったらしい)
「このまま能が始まらないかな。薪能もいいけど月光能はさらに素敵だろうな・・・今にも能面を付けたシテが登場しそうだ・・」
そんな夢想をしながら佇んでいると現実と夢幻の境が少しずつ曖昧になってくる。
月を巡る金澤の夜歩きは現実と夢幻を行ったり来たり。
(07年6月28日午前0時31分撮影)この場所を中心に 金澤コンシェルジュ通信マップ を表示
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浅野川 日暮れ前の水涼み
浅い浅い浅野川、その優しい流れは浅野川大橋をくぐる辺りでグッと速度を落として深さも増し(二本下流、小橋下の可動堰が流れをかなりせき止めるため)主計町の下を通る頃は湖の様な水面を見せるコトも多い。
ここはその一つ手前、枯山水をモチーフに金澤らしい工夫の施されたスペースのある、浅さと水流が丁度いい梅ノ橋の下流。静かに一人読書する、自転車でちょっと遠方から訪れたっぽい人、川面を眺め延々寄り添う二人、時間を決めるでもなく落ち合う犬を連れた人達、ガイドbook片手の旅行客、着物を粋に着こなす初老の男性、髪を小綺麗にアップにした近所のおばあさんが孫を連れて、夕暮れにもなればビール片手の外人達のグループも毎日の様に現れる。
子供達、小〜中学生のグループもカリキュラムの一環として先生引率の元、またこの様に何かのサークルで連れ立ってやってくる。
まだまだ日がかなり長い7月の始めの頃の6時過ぎ、10人くらいの中学生のグループがワイワイ言いながら水涼みをしている。自然が作った曲線と人が作った曲線が入り乱れて構成されている美しく調和のとれた風景の中に子供達が加わり出現した印象的な「夏の画」
その「画の中の子供達」には多分一生心の何処かに残る体験の最中でもある。
この瞬間には思いも寄らないだろうけど。
2011年7月8日午後6時14分撮影
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ブルームーン逍遥 見上げ月 浅野川大橋
2015年のブルームーンは暑い暑い夏の最中、昼間日差しをタップリ受けた草木が吐き出す濃い香りが夜を満たすコトは年中湿度の高い金沢ならでは。実は長所と言っていい。香りは無意識のウチに日常の記憶と深く結びついて人生をより豊かに彩る。
毎日多くの人が通勤通学で(2つの茶屋街を繋ぐ橋でもあり観光客も沢山)通る浅野川大橋も丑三つ時を迎えさすがに人通りは少ない。
ひがし茶屋街に何件かある「それぞれ個性的で味わいのあるBar」から家路にホテルに戻る人には‘今宵の月見’を意識せずとも自然に目に入る「何気なくも味わい深い光景」金澤の日常に溢れる美の不意打ち。
2015年08月01日 02時25分撮影
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毎日多くの人が通勤通学で(2つの茶屋街を繋ぐ橋でもあり観光客も沢山)通る浅野川大橋も丑三つ時を迎えさすがに人通りは少ない。
ひがし茶屋街に何件かある「それぞれ個性的で味わいのあるBar」から家路にホテルに戻る人には‘今宵の月見’を意識せずとも自然に目に入る「何気なくも味わい深い光景」金澤の日常に溢れる美の不意打ち。
2015年08月01日 02時25分撮影
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ブルームーン逍遥 見上げ月 観音通り
2015年7月31日はブルームーン。(諸説あるけど、ひと月に満月が二度あると二回目をそう呼ぶらしい)盛夏の夜の濃い香りにも誘われて‘金澤旧市街らしい’お月見を楽しんだ時の一コマ。
右は「昔は氷で冷やす冷蔵庫があった」元酒屋さん(今は引退して和菓子屋さんに貸している)左は文化庁登録有形文化財、金沢市指定保存建物にも指定されている現役の古い(明治37年築)米穀店。古い家並みに挟まれた(切り取られた)狭い空に顔を出す朧月。 現在(目の前に確かに存在するコト)と夢幻が入り交じった、いかにも金澤らしい光景・・この瞬間はどちらかと言えば月の方が現在かもしれないけど。
2015年08月01日 02時11分撮影
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右は「昔は氷で冷やす冷蔵庫があった」元酒屋さん(今は引退して和菓子屋さんに貸している)左は文化庁登録有形文化財、金沢市指定保存建物にも指定されている現役の古い(明治37年築)米穀店。古い家並みに挟まれた(切り取られた)狭い空に顔を出す朧月。 現在(目の前に確かに存在するコト)と夢幻が入り交じった、いかにも金澤らしい光景・・この瞬間はどちらかと言えば月の方が現在かもしれないけど。
2015年08月01日 02時11分撮影
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金澤アヴァンギャルド 犀川大橋
金澤のディテールには時々ハッとさせられる。さりげなく風景に溶け込んでいるので、普段眼にしているのに全然気づかないけど、よくよく観ると「ふ〜む・・なかなか攻めているなぁ」と感心する細部はアチコチに。
例えばは犀川大橋が「五層」に塗り分けられているコトを認識している人は少ない、よね?そして大橋正面にかかる「犀川大橋」の文字&縁取りがこんな大胆な配色であるコトに気付いている人はどれくらいいるだろう?
お月様とお揃いの真ん丸い橋銘額照明も含め、この橋には他にも面白い細部がいろいろとある。ぜひしばし佇んで、見つけて頂きたい。
2014年09月09日 20時23分撮影
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例えばは犀川大橋が「五層」に塗り分けられているコトを認識している人は少ない、よね?そして大橋正面にかかる「犀川大橋」の文字&縁取りがこんな大胆な配色であるコトに気付いている人はどれくらいいるだろう?
お月様とお揃いの真ん丸い橋銘額照明も含め、この橋には他にも面白い細部がいろいろとある。ぜひしばし佇んで、見つけて頂きたい。
2014年09月09日 20時23分撮影
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見上げ朧月 犀川大橋
意外(逆説的?)に思われるかもしれないけど金澤はとても月の鑑賞に適した街だと思う。
複雑な地形は月の出から入りまで多彩な‘月の風景’を出現させ、変化に富んだ気候は(雨も多いけど雲間から月が覗く機会も多い)朧月が見られる機会が多いというコトでもあり。雨に洗われた真っ白い雲間から時折り覗く月を様々な前景に嵌め込み鑑賞するコトは金澤でのお月見の醍醐味、と言っていいだろう。
夏が終わりに向い始める頃の宵、犀川大橋の枠組み越しに現れ隠れまた現れる月。まだまだ濃厚な夜の香りの中、もう一巡りあとの中秋の名月にボンヤリ思いを馳せながら。
2014年09月07日 19時46分撮影
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複雑な地形は月の出から入りまで多彩な‘月の風景’を出現させ、変化に富んだ気候は(雨も多いけど雲間から月が覗く機会も多い)朧月が見られる機会が多いというコトでもあり。雨に洗われた真っ白い雲間から時折り覗く月を様々な前景に嵌め込み鑑賞するコトは金澤でのお月見の醍醐味、と言っていいだろう。
夏が終わりに向い始める頃の宵、犀川大橋の枠組み越しに現れ隠れまた現れる月。まだまだ濃厚な夜の香りの中、もう一巡りあとの中秋の名月にボンヤリ思いを馳せながら。
2014年09月07日 19時46分撮影
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見上げ朧月(スーパームーン)主計町
何度か書いているけど、起伏が多く狭い道が多い金澤旧市街、月は「風景の一部として見上げて」味わうのが醍醐味。また日照も少なくないのに(年間で東京の9割)雨、晴れ、曇、雨、晴れ・・と目まぐるしく移り変わるのが持ち味の金澤は、味わい深い朧月夜が多い街でもある。月は思わぬトコロから突然顔を出して見慣れた景色にささやかな魔法をかける。
折しもこの夜は「スーパームーン」。初夏の夜の香りが満ちる中、普段よりもちょっぴり大きく明るい月が妖しく優しく雲間に浮かんで・・・茶屋街主計町にお誂えの朧月画。
2014年7月12日20時48分撮影 この場所を中心に 金澤コンシェルジュ通信マップ を表示
折しもこの夜は「スーパームーン」。初夏の夜の香りが満ちる中、普段よりもちょっぴり大きく明るい月が妖しく優しく雲間に浮かんで・・・茶屋街主計町にお誂えの朧月画。
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見上げ月 尾張町ギャラリー三田
金澤には古い町家も沢山あるけど特徴のある古い洋館もそこそこ現存している。特に明治から昭和中頃まで金澤の中心地だった尾張町界隈には多い。このギャラリー三田(旧三田商店)もなかなか凝った建築意匠を持ち、洒落た存在感を放っている。
夜明けに近い頃、尾張町の大通りをフラフラ歩いていてふと、月が浮かんでいるのを見つけた。まだまだ明るい十八夜、見上げた空高く昇った居待月と築80年を超えた個性的な洋館とのさり気なく美しいマッチング。
2013年08月26日 04時04分撮影
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夜明けに近い頃、尾張町の大通りをフラフラ歩いていてふと、月が浮かんでいるのを見つけた。まだまだ明るい十八夜、見上げた空高く昇った居待月と築80年を超えた個性的な洋館とのさり気なく美しいマッチング。
2013年08月26日 04時04分撮影
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見上げ月 主計町茶屋街
道の狭い旧市街では月は空高く昇った後も家並みと調和しながら多様な光景を出現させる。
ここは主計町茶屋街の裏路地。画面奥、あかり坂へ続く路地の入り口付近でしゃがんでいるのはお勤め終わりの芸妓さん。この界隈で人気者の猫達をあやしている。
この夜もそうだけど雨が多い金澤は朧月夜の多い街。
空全体に豊かな陰影を付けながらゆっくり流れていく雲間から覗く月明かりの下の優しく美しくちょっぴり妖しい風景。
2013年08月22日 23時14分撮影 View 金澤コンシェルジュ通信マップ in a larger map
2013年08月22日 23時14分撮影 View 金澤コンシェルジュ通信マップ in a larger map
夏雲 浅野川天神橋夕景
一年を通じて比較的湿気が高い金澤は、濃い香りに満ちる街であると同時に・・飛行機雲が美しい街でもある。(一般的に湿気が多いほど飛行機雲は出来やすく長く残る)
7月のアタマ、昼間の燃えるような暑さと引き換えにこの日も濃く美しい夕暮。
浅野川の天神橋から刻々変わりゆく空とそれを反映する川面を眺めていると、頃合いを見計らった様に飛行機雲が左手から伸び出した。
一本の濃い白い線が、真っ直ぐに真っ直ぐに夕暮の空に描かれていく・・・
夕暮のショーに合わせてもう一つのLiveパフォーマンスが彩りを添えている図。
2013年07月01日 19時05分撮影
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西外惣構 紫陽花図
旧市街中心部を二重に取り囲む惣構はお城の守りを強固にするために構築された土塁と堀(東と西、内と外で計四本ある)そのため他の用水とは違って片側(この写真だと右側)が盛り上がっている。
元々は堀底から最大9メートルもあったらしい。明治に入ってからかなり埋め立てられてしまったけどアチラコチラに不思議な段差とフワッと抜けた景色を作っている。
狭い路地の中に突然出現する「広見」と同様に「惣構堀の段差」は旧市街の重要なアクセント。複雑な地形の面白さをさらに味わい深くするスパイス。
梅雨の半ば、一層鮮やかさを増した紫陽花と湿り気を帯びた石垣、お堀の鈍い煌めきで構成された、さりげなく美しい一コマ。
ここは美味しい飲食店がひしめく柿木畠の入り口。つくる人(料理を)も食べる人も自然に目にする普段の光景。食文化の高さのヒミツ、実はこんなトコロにもある。
2013年06月30日 14時30分撮影 View 金澤コンシェルジュ通信マップ in a larger map
元々は堀底から最大9メートルもあったらしい。明治に入ってからかなり埋め立てられてしまったけどアチラコチラに不思議な段差とフワッと抜けた景色を作っている。
狭い路地の中に突然出現する「広見」と同様に「惣構堀の段差」は旧市街の重要なアクセント。複雑な地形の面白さをさらに味わい深くするスパイス。
梅雨の半ば、一層鮮やかさを増した紫陽花と湿り気を帯びた石垣、お堀の鈍い煌めきで構成された、さりげなく美しい一コマ。
ここは美味しい飲食店がひしめく柿木畠の入り口。つくる人(料理を)も食べる人も自然に目にする普段の光景。食文化の高さのヒミツ、実はこんなトコロにもある。
2013年06月30日 14時30分撮影 View 金澤コンシェルジュ通信マップ in a larger map
兼六園 時代重ね
兼六園は長い年月をかけて、歴代の藩主の様々な思惑によって時々の作庭が施されてきた。(明治時代、時の市長邸宅の庭として整えられた箇所もある)なので広い園内各所に見所が豊富に点在し、回遊には誠に事欠かない。
同時に「何世代にも渡る意図が偶然垣間見せる」ちょっとした光景もアチラコチラに出現する。
5月も下旬を迎え曲水の杜若もまさに見頃、其処此処に「ここからご覧になるのがいいですよ」とばかりに整えられた眺めが出現している最中、ふと歴史の重層が作る「誰も意図していない」光景に魅入った。 湿度の高いこの季節独特の光の拡散による奥行き(霧が風景に奥行きを加える効果の極々初期の段階にも似た・・と言えば分かって頂けるだろうか)が風景を深く豊かに見せている。
それぞれの時代の庭を横から貫いた景色。兼六園のもう一つの顔。 観光客がほとんど退園した閉園近く。自分が今日発見した構図と一対一で対峙する幸せなひと時。
2013年05月22日 17時45分撮影 View 金澤コンシェルジュ通信マップ in a larger map
5月も下旬を迎え曲水の杜若もまさに見頃、其処此処に「ここからご覧になるのがいいですよ」とばかりに整えられた眺めが出現している最中、ふと歴史の重層が作る「誰も意図していない」光景に魅入った。 湿度の高いこの季節独特の光の拡散による奥行き(霧が風景に奥行きを加える効果の極々初期の段階にも似た・・と言えば分かって頂けるだろうか)が風景を深く豊かに見せている。
それぞれの時代の庭を横から貫いた景色。兼六園のもう一つの顔。 観光客がほとんど退園した閉園近く。自分が今日発見した構図と一対一で対峙する幸せなひと時。
2013年05月22日 17時45分撮影 View 金澤コンシェルジュ通信マップ in a larger map
中の橋 箱入り三日月
老朽化が進んでいた中の橋が‘お色直し’(4月中旬から通行止め。橋の上に作業小屋を作っての作業。工事というより地道で高い技能を要する木工仕事)をして20年ぶりに蘇った。
真新しい木の香りを放ち、色もかなり明るくなって(これから何年もかけて徐々に渋い色になっていくんだろう)通るだけでちょっとワクワクする。
昼間の暑さの代わりに夜の散歩がますます快適になる季節、夜風の香りを楽しみながら歩いていると大分傾いた三日月に気が付いた。橋の上から沈みゆく月を眺めようと階段に歩いていく途中、その手摺と高欄が作る構図の中に月が丁度良くハマる瞬間があった。
奥行きのある真新しい木箱に三日月が収まった様な・・・そんなカンジ。これも金澤らしい月の光景。
2013年06月14日 22時09分撮影
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真新しい木の香りを放ち、色もかなり明るくなって(これから何年もかけて徐々に渋い色になっていくんだろう)通るだけでちょっとワクワクする。
昼間の暑さの代わりに夜の散歩がますます快適になる季節、夜風の香りを楽しみながら歩いていると大分傾いた三日月に気が付いた。橋の上から沈みゆく月を眺めようと階段に歩いていく途中、その手摺と高欄が作る構図の中に月が丁度良くハマる瞬間があった。
奥行きのある真新しい木箱に三日月が収まった様な・・・そんなカンジ。これも金澤らしい月の光景。
2013年06月14日 22時09分撮影
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広坂緑地 水無月夕景
湿度の高い日が続く6月は、淡い春の空とは打って変わって、鮮やかで滲んだ深い色彩の夕暮をしばしば迎える。
旧県庁の一部を活かしつつ巧みに見事に環境を整えた「しいのき迎賓館」その周りの広坂緑地は夕暮を眺めるにも最適な場所。
夜の会合に向う途中、ちょっとその片鱗を眺めようと思って寄り道してみたけどこの日は時間切れ。 日没が19時を余裕で超えるこの時期、夕焼けはまだまだ先の出来事。
とは言えモチロン・・・ 綺麗なカーブを描く‘曲水’モチーフの水路(羽の断面の様な縁石の孤が僅かに左右非対称なコトにも注目。細部にまで拘って造形されている)と芝生と迎賓館と空がバランスして出現させる光景はその時々のさりげない美しさ。
これはこれで・・・なかなか素敵な夕暮の眺め。
2013年06月12日 18時22分撮影 View 金澤コンシェルジュ通信マップ in a larger map
旧県庁の一部を活かしつつ巧みに見事に環境を整えた「しいのき迎賓館」その周りの広坂緑地は夕暮を眺めるにも最適な場所。
夜の会合に向う途中、ちょっとその片鱗を眺めようと思って寄り道してみたけどこの日は時間切れ。 日没が19時を余裕で超えるこの時期、夕焼けはまだまだ先の出来事。
とは言えモチロン・・・ 綺麗なカーブを描く‘曲水’モチーフの水路(羽の断面の様な縁石の孤が僅かに左右非対称なコトにも注目。細部にまで拘って造形されている)と芝生と迎賓館と空がバランスして出現させる光景はその時々のさりげない美しさ。
これはこれで・・・なかなか素敵な夕暮の眺め。
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蒼鷺庭園 時雨亭
兼六園の時雨亭は平成12年に再建された新しい建物だけど、そのルーツは1676年に5代藩主綱紀が建てた蓮池(れんち)御殿まで遡る。
(その建物の周りに設えたお庭、蓮池庭が兼六園の始まりでもあった。その後6代藩主吉徳が規模を縮小して建て替えたものが明治初期まで残っていた)
再建にあたっても、極力当時を再現。建材にはじまり、一本の釘も使わない工法、漆を8層!も塗り重ねた深い艶の天井から、障子紙の特殊な貼り方に至るまで・・・一切の妥協はない(貴重な技術の継承、育成にも役立っているのだろう。設計会社を経営する友人が感心しっぱなし・・だった)
この日はたまにパラつく雨が、辺り一帯にシットリと艶を与え程よく匂い発たせて・・・此処で過ごすにはなかなかのコンディション。
・・・一般的には少し蒸す6月半ばのどんよりした夕方、だろうけど(^^ゞ
滝の音、水の音を聴きつつ、園内の様々な香りを運んでくる優しい風に包まれて・・・ なかなか暗くならない梅雨の夕暮、いつまでも動かない蒼鷺のいる庭園に相対している時間は淡く深く・・・とても金澤らしい味わい。
2012年06月16日 18時20分撮影
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(その建物の周りに設えたお庭、蓮池庭が兼六園の始まりでもあった。その後6代藩主吉徳が規模を縮小して建て替えたものが明治初期まで残っていた)
再建にあたっても、極力当時を再現。建材にはじまり、一本の釘も使わない工法、漆を8層!も塗り重ねた深い艶の天井から、障子紙の特殊な貼り方に至るまで・・・一切の妥協はない(貴重な技術の継承、育成にも役立っているのだろう。設計会社を経営する友人が感心しっぱなし・・だった)
この日はたまにパラつく雨が、辺り一帯にシットリと艶を与え程よく匂い発たせて・・・此処で過ごすにはなかなかのコンディション。
・・・一般的には少し蒸す6月半ばのどんよりした夕方、だろうけど(^^ゞ
滝の音、水の音を聴きつつ、園内の様々な香りを運んでくる優しい風に包まれて・・・ なかなか暗くならない梅雨の夕暮、いつまでも動かない蒼鷺のいる庭園に相対している時間は淡く深く・・・とても金澤らしい味わい。
2012年06月16日 18時20分撮影
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Blue moon逍遥 石川橋
「山錦樓」トピックからさらに30分ばかり。
時刻は午前4時を廻って、いよいよ傾いてきた月を石川橋で眺める。小立野台地の終わりに位置する金沢城と手前の兼六園を結ぶ橋。
江戸時代は百間堀と白鳥堀(明治になって埋め立てられて、今はそれぞれ交通量の多い道路と緑の深い散策路になっている)の境目になっていた土橋(橋ではなく堤状のモノ)だった。
桜の季節には多くの観光客で一日中賑わうこの橋は、視界も広く月を眺めるにも絶好の場所。
段々と隠れている時間が長くなってきたけど、こういう時チラチラと顔を出す月と刻々カタチを変えながら流れていく雲の創る瞬間瞬間の光景はいいモノ。
しばしば惚れ惚れ。
広い空に月の光が複雑な陰影をつけて・・何処か艶かしい背景を創りだしている。
石川橋の欄干をモチーフに時間をかけて丁寧に描かれた古い油絵の様にも見える・・・一瞬の月景色。
2012年09月01日 04時05分撮影 この場所を中心に 金澤コンシェルジュ通信マップ を表示
時刻は午前4時を廻って、いよいよ傾いてきた月を石川橋で眺める。小立野台地の終わりに位置する金沢城と手前の兼六園を結ぶ橋。
江戸時代は百間堀と白鳥堀(明治になって埋め立てられて、今はそれぞれ交通量の多い道路と緑の深い散策路になっている)の境目になっていた土橋(橋ではなく堤状のモノ)だった。
桜の季節には多くの観光客で一日中賑わうこの橋は、視界も広く月を眺めるにも絶好の場所。
段々と隠れている時間が長くなってきたけど、こういう時チラチラと顔を出す月と刻々カタチを変えながら流れていく雲の創る瞬間瞬間の光景はいいモノ。
しばしば惚れ惚れ。
広い空に月の光が複雑な陰影をつけて・・何処か艶かしい背景を創りだしている。
石川橋の欄干をモチーフに時間をかけて丁寧に描かれた古い油絵の様にも見える・・・一瞬の月景色。
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Blue moon逍遥 山錦楼
夏も終盤に向かいつつある8月と9月の境目の夜、2012年は「月に二度目の満月」Blue moon。 夜の大気はワクワクする香りに満ちて、月を巡って歩くにはベストな頃。
「酔月」のトピックから30分も過ぎた頃、ちょっぴり傾きはじめた月が 犀川沿いの料亭「山錦楼」の上に浮かぶ。
こうやって何かを前景として、何かの上に浮かぶ月こそが金澤らしい味わい。
子供の頃は絵本でみた様な・・広い空にぽっかり浮かぶ満月に憧れたコトもあったけど・・。 というかこっちの方が却って絵本みたいかも・・(^^ゞ
蛤坂の中腹に建つ三階建(こちら側、背面は四階建て)の建物は大正時代から今も変わらず金澤らしい・・不思議な存在感を漂わせている。
川のこちら側はかつて「人口あたりの飲み屋の数が日本一多い」と言われた繁華街。今でも川沿いに並ぶビルにはラウンジやbarがビッシリ。
ここにも柔らかい次元の境目がありそう。
2012年09月01日03時34分撮影 この場所を中心に 金澤コンシェルジュ通信マップ を表示
「酔月」のトピックから30分も過ぎた頃、ちょっぴり傾きはじめた月が 犀川沿いの料亭「山錦楼」の上に浮かぶ。
こうやって何かを前景として、何かの上に浮かぶ月こそが金澤らしい味わい。
子供の頃は絵本でみた様な・・広い空にぽっかり浮かぶ満月に憧れたコトもあったけど・・。 というかこっちの方が却って絵本みたいかも・・(^^ゞ
蛤坂の中腹に建つ三階建(こちら側、背面は四階建て)の建物は大正時代から今も変わらず金澤らしい・・不思議な存在感を漂わせている。
川のこちら側はかつて「人口あたりの飲み屋の数が日本一多い」と言われた繁華街。今でも川沿いに並ぶビルにはラウンジやbarがビッシリ。
ここにも柔らかい次元の境目がありそう。
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酔月 せせらぎ通り
複雑な地形、曲がり角の多い道筋、込み入った旧市街に浮かぶ月は思わぬトコロに登場したり、いつの間にか消えてしまったりを繰り返す・・・・そしてその場所、場所にハマって多彩な風景を作る。
犀川上菊橋上流から流れ込み中心部を流れていく鞍月用水が繁華街の裏手を流れる辺り。 高度経済成長期にかなり暗渠化されたけどその後見直され・・・今では‘用水の流れる小粋でおしゃれな裏通り’、こだわりのレストラン、ショップも多く並ぶ「せせらぎ通り」としてすっかり定着している・・・(例えば左側、柳の脇に建つビルの1階に入っているイタリアンは予約必須の人気店)
直ぐ裏手に長町の武家屋敷跡が広がるここら辺りは、さすがに夜の3時も廻って静かだけど、画面左方面にほんの200メートルも行けば・・まだまだ深夜営業のbarやクラブや居酒屋が軒を連ねるエリアになって明け方まで賑わう。
酔った人達の上に顔を見せる月、気が付く人にもそうでない人にも・・ちょっぴり妖しく秋の月が照らしている。 2012年09月01日午前03時00分撮影
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犀川上菊橋上流から流れ込み中心部を流れていく鞍月用水が繁華街の裏手を流れる辺り。 高度経済成長期にかなり暗渠化されたけどその後見直され・・・今では‘用水の流れる小粋でおしゃれな裏通り’、こだわりのレストラン、ショップも多く並ぶ「せせらぎ通り」としてすっかり定着している・・・(例えば左側、柳の脇に建つビルの1階に入っているイタリアンは予約必須の人気店)
直ぐ裏手に長町の武家屋敷跡が広がるここら辺りは、さすがに夜の3時も廻って静かだけど、画面左方面にほんの200メートルも行けば・・まだまだ深夜営業のbarやクラブや居酒屋が軒を連ねるエリアになって明け方まで賑わう。
酔った人達の上に顔を見せる月、気が付く人にもそうでない人にも・・ちょっぴり妖しく秋の月が照らしている。 2012年09月01日午前03時00分撮影
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