天徳院 中秋の朧月

 天徳院は3代藩主利常の正室で徳川秀忠(徳川家康の三男)の娘・珠姫(3歳!で結婚し三男五女を儲け24歳で病没)の菩提寺として1623年に開山。(この山門は1693年建立)
 中秋の名月をあちらこちらから望もうと旧市街を巡っている途中(兼六園から1,5キロくらい。クルマだとあっという間)なんともいい角度に、雲に見え隠れしながら浮かんでいるトコロに出くわした。雨が多い→雲が多い→朧月夜が多い金沢。 侘び茶の祖として有名な村田珠光が「月も雲間のなきは嫌にて候」(月は満月で煌々と輝いているよりも、雲がかかって見え隠れしている方が好きだ。) と言ったのは言外に深い意味があるにせよ、朧月はそれだけで美しく心が揺れるもの。こんな見事なロケーションならばことさら。2017年10月4日19時37分撮影
この場所を中心に 金澤コンシェルジュ通信マップ を表示