月下の‘現在’美術館

 夕暮れまでは、ダイナミックに微妙に変化する空の色を映し、そしてこんな夜は月が映える金沢21世紀美術館。
全面ガラスの外壁を通して優しい光を放つ建物は、周りに広がる芝生もフンワリ浮かび上がらせて普段の夜も充分に美しいけど、月との共演によってさらにグッと魅力を増す。 ※有料ゾーン閉館後も外側の無料ゾーンは夜10時まで引き続き開館しているので、夜も柔らかく輝いている。(ちなみにこの日金曜は夜8時まで有料ゾーンも延長開館)
 設計者であるSANAA(妹島和世、西沢立衛による建築家ユニット)はこの建物によってヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展金獅子賞受賞、建物自体も複数の賞を受賞している(2010年には建築界のノーベル賞とも言われるプリツカー賞も受賞)
単体としての建築も世界でオンリー・ワンの見事な存在だけど月下の姿もまた格別な美しさ。
「月に映える現代建築」を選定するコンクールがあったらまた一つ賞が増えそうだ。 

2012年09月28日 18時29分撮影 この場所を中心に 金澤コンシェルジュ通信マップ を表示