酔月 せせらぎ通り

 複雑な地形、曲がり角の多い道筋、込み入った旧市街に浮かぶ月は思わぬトコロに登場したり、いつの間にか消えてしまったりを繰り返す・・・・そしてその場所、場所にハマって多彩な風景を作る。 
 犀川上菊橋上流から流れ込み中心部を流れていく鞍月用水が繁華街の裏手を流れる辺り。 高度経済成長期にかなり暗渠化されたけどその後見直され・・・今では‘用水の流れる小粋でおしゃれな裏通り’、こだわりのレストラン、ショップも多く並ぶ「せせらぎ通り」としてすっかり定着している・・・(例えば左側、柳の脇に建つビルの1階に入っているイタリアンは予約必須の人気店)
 直ぐ裏手に長町の武家屋敷跡が広がるここら辺りは、さすがに夜の3時も廻って静かだけど、画面左方面にほんの200メートルも行けば・・まだまだ深夜営業のbarやクラブや居酒屋が軒を連ねるエリアになって明け方まで賑わう。
 酔った人達の上に顔を見せる月、気が付く人にもそうでない人にも・・ちょっぴり妖しく秋の月が照らしている。 2012年09月01日午前03時00分撮影  
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