しいのき迎賓館 盛夏を過ぎた頃

 「中心部にこそ市民の憩いとなる広く豊かな空間を確保する」入念な都市計画の元、 郊外に移転した県庁の跡は、格調ある歴史的な旧庁舎の前半分を生かすカタチで (これはそのアウトラインのまま全面ガラス張りになった後ろ半分)しいのき迎賓館とその廻りの芝生庭園として再生された。
  広い広い空の下、この建物すぐ向うは道路を挟んで能楽美術館、21世紀美術館、左隣りは兼六園、真後ろには金沢城のお堀&石垣。 
 「ダウンタウン」(経済の中心となる地区)と「文化的中心」を分けるこの政策は旧市街の景観保全という点でもなかなかにgood。 
 今日は今年三年目になる「アカペラ・タウン」という音楽イベントが開催されていて 夕暮れのモワッとした大気がハーモニーで満ちていた。(街中13箇所で行われていたライブのファイナルステージ) 
 不思議な色が移り変わる空の下で座って眺める人、しばし立ちどまる人、通り過ぎる人・・・夏の夕暮れらしいユッタリした時間。 
2012年08月18日18時27分撮影 この場所を中心に 金澤コンシェルジュ通信マップ を表示