高い空は既に秋の気配を漂わせているけど、まだまだ暑い暑い終戦記念日の護国神社。
反りの無い真っ直ぐな円柱を組み合わせたシンプルで力強い鳥居は“靖国鳥居”と言われ全国の護国神社に広く見られるカタチ。
鈍い艶を放つ銅板で覆われた円柱の組み合わせが見せる荘厳な陰影は、この形式ならでは。
単体の建造物(オブジェ)として眺めても充分に美しい。
参道の入口に一つ、そこから右に直角に折れて拝殿に向かう入口にもう一つ。こちらは後者。
毎年この日、ここから拝殿までの広いスペースは大きなテントで覆われて沢山のベンチが並ぶ。
正午の黙祷からかなり時間が経っているけど、
茶色く沈んだ無人のベンチの列の周辺には、今日ここに参列した方々の想いがまだまだ残っている様。
画面奥は推定樹齢600年の五葉松。パワースポットとしても発信中なだけあってなかなかに存在感ある枝ぶり。 こうやって見上げると対照的なこの二つが相乗的なハーモニーを奏でているのがよく分かる。
2012年8月15日17時47分撮影
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