旧市街の家並みに挟まれて緩やかに流れる浅野川は、ほんの少し移動するだけでも眺めがドンドン変わっていく。
上流に向かって順に「中の橋」「浅野川大橋」「梅ノ橋」から。ついでに天神橋ちょっと手前からの眺め(←クリックすると画像が開きます)
上流に向かって順に「中の橋」「浅野川大橋」「梅ノ橋」から。ついでに天神橋ちょっと手前からの眺め(←クリックすると画像が開きます)
写真は季節も時間も違うけど、それぞれ200メートルも離れていない場所の「空間を構成する要素の変化」がなかなか大きいコトが分かって頂けるかと思う。
ここは天神橋の袂。今まで風景を構成していた重要な要素「橋と卯辰山の柔らかい曲線が織り成すハーモニー」は消え、此処からは広い空とそれを映す川面が主役。大きくせり出した木々は名脇役として四季折々見事に風景を引き立てる。
一歩あゆみを進める度、穏やかなカーブの先に、今までは卯辰山の上にシルエットで僅かに顔を出していた、遠く県境に繋がる山並みがクッキリと見えてくるのは「突然遠くに来てしまった」様なちょっぴり不思議な感覚。夕陽を一番最後まで浴びる彼方の山頂付近が薄くピンクに染まり、澄み切った雪解け水で満ちる川面が鈍く銀色に輝き、淡く美しい冬の夕暮れ。
2011年12月28日16時15分撮影
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