近くて遥かな旧市街(卯辰山 見晴らし台付近)

起伏に富む旧市街には多くの個性的な坂があり、その昇り降りでの次元の違い(香り、湿度、空気感・・・場を構成する要素の連続した変化)を肌で感じながら歩き、佇むコトは金澤の大切な味わいの一つだけど・・・
そこから「ほんのちょっとだけ」足を伸ばすとさらにダイナミックな変化を楽しむコトが出来る。
これは1月の上旬のある日、卯辰山の「見晴らし台」付近からの旧市街の眺め。
密集する家々の屋根に前日に降った雪が薄く乗り、街並みがホワッと白い。
遥か彼方、太陽の下に薄く伸びる水平線はこれから鈍く輝き出す頃か。
随分山奥に居るようだけど実は・・・代表的な観光地の一つ「ひがし茶屋街」からわずか1,2キロくらいの散策で眺めるコトが出来る光景。
(観音坂女坂〜花菖蒲園〜千杵坂〜豊国神社脇〜善妙寺脇の遊歩道を抜けるとすぐソコ。高低差はちょっとあるけど)
モチロン駐車場も整備されているので、車で観光にいらっしゃった方も気軽に立ち寄って(兼六園からもクルマだと10分とかからない)この「近くて遥かな光景」を眺めて頂きたい。
2012年01月09日 16時13分撮影
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