開館時間は午後5時まで。春から夏は「まだまだ明るい時間」に閉館してしまうけど、晩秋から冬の終わりごろまではライトアップされた館に浸るコトが出来る。
これは館の北側から。画面下手前には「水鏡の庭」にほんの少しせり出している、小さいスペース(丁度一人が立てる。写真でも微かに見える)があって湖面に立った様に辺りを眺められる。
正面に見えるのは設計にあたっても重要なポイントになった樹齢300年を超える楠。
晩秋の雲が見せる淡く豊かな濃淡を背景に、暗くなるまで眺めていたい風景。
この場所は館の外なので(中村記念美術館へ続くアプローチの途中)「無料」で開放されている場である点も金澤らしい。毎日の散策途中に眺めてもいいだろう。
近所の21世紀美術館の無料ゾーン(ジェームズ・タレルの作品空間に無料で浸れる施設はかなり珍しいと思う。それも街の真ん中で)や兼六園の早朝無料&年に何回も実施するライトアップ夜間無料開園など、金澤は「市民に観賞して貰いたい文化的要素」を当たり前の様に極力負担なく見せようとする街。
とかく「前田家が百万石の豊かな財を以って花開いた文化がいまに残る・・・」
と紹介されがちだけど
と紹介されがちだけど
実はこういうトコロに金澤独自の文化が存続&発展し続けている理由の一つがある。
2011年11月25日 16時58分撮影
この場所を 金澤コンシェルジュ通信マップ で表示