禅の思想を、その執筆活動(英文で書かれた23冊を含め約100冊の著作がある他、英文仏教雑誌も創刊、現代も発刊され続けている)や国内外での幅広い講義活動(晩年にあたる80歳〜89歳!まではアメリカに在住。多くの大学で講演した他、欧米各国の大学でも講義を行なっている)を通して広く世界に紹介した鈴木大拙、彼の思想を「自由に」感じてもらうコトを目的として2011年10月、生誕の地である本多町に「鈴木大拙館」が開館した。
※例えば展示してある本、書などにはこれといったキャプションは無く「そのモノと直に対面出来る様」に配慮がなされている。(もちろん解説リーフレットの用意もある)
これは「水鏡の庭」に浮かぶ様に佇む「思索空間」
禅寺の方丈(僧侶の住居)をイメージして設計されたシンプルかつ濃密なスペース。
畳張りのベンチに座って(あるいは座禅を組んで)水面を眺めているだけでも心に何かしらの作用がある様な・・・「既成概念に囚われずに自由に大拙を感じ取ってもらいたい」そういう館の狙い通りの見事な空間。
賛助会員になれば(年間二千円)いつでも無料で堪能するコトが出来る。
(※特典として招待券6枚、会員限定イベント、会報の送付なども。他には市の16もの文化施設の共通年間パスを購入する方法もある。こちらも二千円)
毎日夕暮れにやってきてしばらく佇む・・なんて使い方もとっても贅沢だろうな。
また一つ金澤に素晴らしい「場」が誕生した。
2011年10月22日 14時26分撮影
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