常々金澤には「あまりにも日常に溶け込んでしまっていて、空気の様に当たり前になってしまっていて」気が付かない(でも多分記憶には刻まれている)細部の美、一瞬の美景が沢山あると思っている。
毎日の夕暮れにこの街灯が作る風景もその一つ。
※例えば、犀川大橋の袂のあちこちにこんな綺麗な街灯があるコトを意識している人は・・・意外と多くはないハズ。毎日何万人もの人が利用する橋なんだけど。
大正時代に竣工したこの橋のイメージに合わせて「ガス燈」をイメージした灯りが点灯して間もない頃の、濃いオレンジ色の弱い光と、淡いピンクと水色に染まる雲の背景。
夕方になると「突如出現」したかの様な印象さえある、急に存在感を発揮するこの街灯は、こんな風に金澤の美しい空を背景に多彩な光景を見せてきた。「冬の金澤画廊」でもご紹介したけれど・・今回はその秋編。
灯りはじめた街灯が自らの存在を主張しつつ、周りを一気に幻想的なムードへ誘っている・・・そんなふう。夢幻街灯。
2011年09月23日 17時41分撮影
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