雲の大海原 浅野川大橋


四季折々時々刻々・・・浅野川大橋からの眺めは多彩な変化を見せる。
卯辰山の稜線から顔を出した月がちょっとだけ高度を増して、雲の大海原に浮かんでいる秋の夜。ライトアップに浮かぶ艶っぽい浅野川に加えてこんな日は、大きく広がった夜空も鑑賞対象。黒い森を挟んで・・・淡く広がる銀色の空と川面の金色の配色が美しい。
金澤では東側に山々が連なっていて「太陽が地平線(低いところ)から昇ってくる」のを眺めるコトは出来ない。(海にゆっくり沈んでいく太陽や月はあちらこちらから眺められる)
兼六園では昔から早朝に「日の出を見る」人達の集まりがあったけど、実際は「日の出のしばらく後に、卯辰山方面の稜線から顔を出す瞬間を眺める」いわゆる「夜明けのショー」が半ば終わった空に昇る太陽を眺めるコトには・・・なってしまう。
だけど太陽より遥かに弱い光の月なら、空の色までは変化を及ぼさないので「稜線から昇ってくる瞬間」も「月の出」として充分に堪能出来る。

そして一旦空に浮かんでしまった後は・・・
様々な風景に嵌めこまれて多彩な美しい「月景色」が出現する。
2010年9月23日午後6時53分撮影
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