逢魔時情景 21世紀美術館

秋も中頃の「かなり透明度の上がった」見事な夕暮れを大きな大きなスクリーンに映し出すお馴染み21世紀‘現在’美術館。
こういう時はいつもそうだけど「急に幕が上がったように燃え上がる美しい夕焼け」に思わず足を止めケータイで撮影する人もチラホラ。

直接眺めるのもいいけれど、こうやって東の淡い青空をバックに、ガラスに映り込む夕焼けを「それを眺めている人達、美術館の内部空間」と一緒に眺めるのがこの美術館らしい夕暮れ観賞。
表面に浮かぶ街のシルエットが内部空間の奥行きとも曖昧に一体化して・・・架空の街が蜃気楼の如く現れた様にも見える。

黄昏時、逢魔が時は「何やら妖怪、幽霊など怪しいものに出会いそうな時間」だけど
金澤では「何やら不思議な空間、次元と出会いそうな時間」でもある。

昼と夜の境目には「現在と夢幻が入り交じる」この街らしい魅力的な異空間がしばしば出現する。
2010年10月16日 17時33分撮影
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