冬の『画廊金澤』にて

淡い青空をバックに、灯り始めた犀川大橋袂の街灯が調和している冬の夕方。
旧市街を歩いていると「なんだか絵の様だなぁ」と思うコトがよくあって、そして時々その「絵」の中を歩いている様な‘軽い’錯覚に陥ることもある。
例えば昇ってくる月を何か越しに眺めている時・・・
満開の桜に覆われたお城の周りを歩いている時・・・
そして、こういう日常の何気ない風景の中にも・・・
金澤は街の構造物に対して細かく神経を使っていて
それらがしばしば見せる「自然との調和」は、これもまた金澤らしい味わい。
これみよがしに主張するのではなく、あくまで品良く調和する様に・・
犀川大橋が川面を映すがごとく、5層のグラデーションに塗られているコトも(意外に気がつかない人も多い?)東山河畔観光駐車場の構造物全てに塗られている濃い茶色が、川沿いの桜の幹の色とほぼ同じ色に見えるようコーディネートされているコトも・・みな現代の金澤人が慎重に配慮しながらやっているコト。
そういう「金澤人の配慮の積み重ね」が旧市街のアチラコチラに作品を出現させている、と私は思う。
「画廊金澤」は年中無休でお待ちしております・・・
(09年12月28日午後04時18分撮影)
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