冬の夢幻空

金澤(北陸)の冬は暗くて雪が多くて・・という一般認識は確かにある意味
事実だけど(降水量が多く冬限定で日照も少なめ。でも年間日照時間は実は東京の9割)その中身はとても味わい深い。
度々書いているけど、金澤の冬の空はしばしば回り舞台。
この日も予報的には降水確率80パーセント位。「雨」の一日。
この瞬間にも一応雨&霙は降っているけど、その最中にも束の間の信じられない様な青空が出現する。
ここは犀川の上菊橋。上流に向かって半ばいきなり視界が大きく開けてくる場所で
犀川大橋とは逆の意味でなかなかのビューポイント。

一年中、いろんな時に出現する「遥かなる雨上がりの空」、その中で最も「遥か」率が高いのはやはり冬。私は能の「現在能」と「夢幻能」になぞらえて、金澤の趣の基本を「現在夢幻」という造語にしてみた。
この日のこの時も・・・暗く重たい雲の下の世界(現在)の上に遥かなる空(夢幻)が現れたかの様。(1o年01月07日午後12時17分撮影)
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