21世紀現在美術館

太陽が沈んでから残光が消えるまでの僅かな間(20~30分くらい)世界が最も美しく見える時間のコトを映画用語で「マジックアワー」と言うんだけど、そんな時間帯の金澤はしばしば、まさに魔法がかかった様な美しさに包まれる。
何度か取り上げている21世紀美術館、この日も黄昏の大きな手が、優しく降りてきて、全てを美しく包み込んでいる。
館内では「様々な光の中に身を置き戯れ、鑑賞する人も含め作品となる」作家の作品展が開催中だったんだけど
この時は、空も美術館も人も含めた全てが「美しいモノ」として目の前に現れた様に思う。
ここは Contemporary Art(現代美術)を鑑賞するための施設だけど、
この日のこの時間は、差し詰め
「現代美術館」ならぬ「現在美術館」。
この美術館の魅力は建物のユニークさ、企画展の素晴らしさもさることながら「刻々と移り変わる金澤の光」を見事に映し込むコトにもある。(09年10月16日午後5時50分撮影)
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