桜蒔絵 兼六園下

 兼六園下バス停は沢山の路線バスの他、周遊バス、兼六園シャトルバス、県外への長距離など様々なバスが停まるターミナル。※観光の方はこの石段を昇って兼六園へ行くのがお決まりのコース。 
 雨、強風、低温など天候が乱れがちだった2013年は、穏やかな満開や桜吹雪はあまり見られなかったものの・・それでもやはり多彩多様な桜風姿が出現し、楽しませてくれた。ちょっと前に上がった雨が「にかわ」になり花弁があちこちに張り付かせ、また「釉薬」となって風景に艶を与え、微かに蒼味を帯びた夕暮の空と相まって絶妙な光景。桜蒔絵が出現していた。 
 「この年、この日、この時」だけの味わい深い桜の光景。 特別な庭園の奥深く、とかではなく旧市街の日常、それも多くの人が目にする・・・というのが金澤らしい。 
 僕は常々「旧市街は兼六園の外に広がるもう一つの兼六園」だと思っているけど、その分かりやすい一例。 

2013年04月11日 17時56分撮影 View 金澤コンシェルジュ通信マップ in a larger map