しいのき迎賓館 淡雪夕景

 最低気温があまり下がらない金澤の雪は降っては消えを繰り返す。クリスマスイブのこの夜も新雪の様な光景。均一に薄く積もった雪が、しいのき迎賓館周辺に広がる広坂緑地に柔らかいグラデーションを作っている。 
 建物と庇のカーブ、一筋の足跡、芝生のなだらかな斜面が作る闇(道路を通るクルマのライトが見えないようにしてある) その奥に点々と並ぶ、路面だけを照らし光が拡散しない歩道照明、 そして軽く雪をまぶされ浮かぶ石垣、(木々に極力照明が当たらない様に配慮されている) 様々な要素がバランスした「この時この位置からだけ」の眺め。 
  旧市街散策中によく出会う「ちょっとした光景」は誰が意図したモノでもないけど 街の造形の細部に渡って細やかな神経が行き届いているからこそ現れる。 そういう意味で実はこれもとても金澤らしい風景。 
2012年12月24日 17時17分撮影  
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