ひがし茶屋街はほぼ東西を向いているので、通りのほぼ真正面に昇りかけの「月の画」を眺めるコトが出来る。お月見に際してなんと見事な舞台&鑑賞装置だろう。
この日兼六園では中秋の名月鑑賞夜間無料開園を実施しており、多くの来園者で賑わっている頃。ライトアップされた華やかな雰囲気の中でのお月見もいいけど、こうやって茶屋街のスパっと開けた東の空に浮かぶ月を眺めるのもまた格別。(実際、この夜は「何処で月を眺めよう・・ここもあそこも捨て難い」とあちらこちら歩きまわった)
昼間は観光客でやたら賑わうひがし茶屋街も、夜は歩く人もあまり多くはなく(タクシーを連ねて馴染みの茶屋へ・・の様な方が多い)ちょっとモッタイナイ気もするけど「月が浮かぶだけで」とてつもなく美しい光景が出現する・・のはとても金澤らしい。
ひがし茶屋街はこのメインの二番丁の左右にある茶屋街特有の細い二本の通りで構成されている。(特に一番丁は細く、そして横に枝分かれてしていて初めての人にはちょとした迷路かもしれない)
普通に考えれば「大路」では全然ないけど「茶屋街」で考えれば充分にその資格のある大通り。特にこんな月が正面に浮かんでいる夜は「月見大路」とでも名付けたい風格。
それにしても見事な月。 2010年9月23日午後7時38分撮影
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