前夜からの雪も止み、全体に薄くプラチナを溶いたような金澤らしい淡い冬の空を
霞ヶ池の穏やかな水面が綺麗に映し込んでいる。
金澤の冬は比較的風の弱い日が多く(寒波襲来時以外)この日も水面を揺らすのは鯉達がたてるさざ波くらい。音のしない夕方。
中央部に浮いた薄氷の帯(雪の日でも通常マイナス1度ほどにしか気温が下がらない金澤では珍しい)は、巨大なガラス板に施されたサンドブラスト加工の様。
地表を薄く白く染める雪の帯と相俟って風景に上品なアクセントを加えている。
兼六園に行くと必ず立ち寄る霞ヶ池、親不知。(その昔難所として知られた新潟の親不知海岸をモチーフに整えられたのでこの名が付いている)
季節により、日により、時間により多彩に変化する金澤の空を映すこの場所からの眺め※も、この庭園の数ある魅力の一つ。2011年1月2日午後4時6分撮影
※こちら(黎明鏡 霞ヶ池)はほぼ同じ場所から真夏の夜明けに撮影した映像
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