照波春景 浅野川


全国的に天候の優れなかった2010年の春、
金澤の桜も満開を迎えた直後から何日も激しい風雨に曝され・・・・
これはその約10日後、やっと浅野川の水も綺麗になった日。
(川の水は雨が上がってしばらく経たないと綺麗にならないのです)
連日連夜の激しい雨風は、タップリと花を付けた桜の枝を揺らし続け
大分花は散ってしまったけど、それでもまだ夢のような穏やかな景色。
(逆にかなりの悪条件の中、よくこれだけ花が残っていたモノ。
ここには写っていないけど、川辺は綺麗な桜の花弁の絨毯に覆われている
その場に佇んでいる人達にはモチロン、
「きらめくさざれ波を見ながら、桜の下で佇む人達の風景」
を眺めているコチラも、充分に心地良い。
遥か昔から人々の心を癒し続けている水音(微かに聴こえます)
と共に夢の様な、そして何処か懐かしい「照波春景」をご覧下さい。
(タイトルは、この辺りも舞台になった泉鏡花「照葉狂言」に掛けて)
曲はこの流れをず〜っと眺めて、その印象を表現したピアノ曲「Ripple」
アルバムvesperに収録) 2010年4月18日撮影
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