文学作品にもたびたび登場し、そのちょっぴり洒落たネーミング(見たまま?)とも相まって金澤に数多く存在する個性的な坂の中でも特に有名。
藩政期には石伐坂と呼ばれていた(坂の上に石工の職人町があったため)この歴史ある坂の骨格、石組み、趣を最大限に残しつつ絶妙なさじ加減でリニューアルされた現代版石伐坂(W坂)。
金沢市はこういうコトがとても上手い。
ここは藩政期にお城から桜霞を眺めるために桜を沢山植えたあたりでもあり、渋い石垣と桜のマッチングはとても金澤らしい。
石段を踏む度、角を曲がる度、刻々と変化する眺めを味わっているうちに、いつのまにか降りて(登って)しまう。
寺町台地と犀川河畔という隣接している異空間を結ぶ坂。
(09年4月13日午後2時50分撮影)
この場所を中心に大きな地図で見る