見上げ月 大野庄用水 木倉町

 金沢旧市街に暮らしていると「視界がパッと開ける」のは2つの川に架かる橋の上、もしくは3つの台地(卯辰山山麓、小立野台地、寺町台地)から坂を降りる途中、時折り広がる空、くらいで普段は「半分くらいは人が作った前景」込みで空を眺めるコトになる。
 子供の頃は、例えば「草原上空にぽっかり浮かぶ月」の光景に憧れたコトもあったけど・・この街特有の「月の光景」はやはりとても魅力的。
 金澤でも指折りの「美味しいお店」が密集する木倉町のお仕舞を勢いよく流れる大野庄用水。右、明治7年(1874年)開業の老舗の八百屋さんと、左は創業半世紀ちょっと和菓子屋さん(金沢では‘まだまだ新しい’お店の部類に入る)の間を流れる天正年間(1571年〜1591年の間)に完成したと伝えらる用水上の「見上げ月」。

2015年06月04日 02時15分撮影


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