桜白洲 兼六園

 複雑な地形の旧市街では桜は一斉に満開を迎えない。高低差や日当たりの違い・・様々な地勢的要素の違いにより細かく時期をずらして咲き誇る。
 小立野台地の終わりに立地する兼六園も同じで、園内の桜はあちらこちら時間差で満開を迎える。旧市街同様、時間差で花見、花吹雪が楽しめる。そして散った後も・・
 この日、花吹雪を観ようと園内お目当ての場所へ出掛けてみたら、既にかなり散ってしまっていたんだけど・・・代わりにこんな素敵な光景に出会えた。
 ゆっくりゆっくり流れる曲水が優しく一枚一枚を寄せて桜の‘白洲’を作っている。
(画面上方の花びら達は今にも白洲に加わろうしている最中)思わず見入ってしまう。穏やかな流れならではの密集具合。砂紋の様な模様も美しい。(クリックして頂ければわかるけど、こぼれた砂利が沈まずに!乗っている)
だけど・・きっと長くても数時間で崩れてしまう儚い光景でもある。
これも金澤らしい花見。2012年04月21日 17時49分撮影  
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