2010年から11年にかけて金澤には何度も雪が降った。こんなに降るとさすがにいろんなコトがちょっぴり大変で、住んでいる人達が「冬晴れの続く太平洋側を羨ましく思う」気持ちも分かる。
(経験上、春から秋までは金澤の方が天候に恵まれている日が多いのだけど)
でもその雪を
「この場所でしか見られない風景として味わい楽しむ」方向に意識を向けられれば・・・
「不便な中にも変化に富んだ数々の美しい瞬間」があるコトに気付くでしょう。
雪には「雨にいろんな降り方がある」のと同様にいろんな大きさ、カタチ、舞い降り方がある。窓から空を見上げるだけでも実はなかなか見飽きないモノなのだ。
この日の兼六園、霞ヶ池の畔ではすっかり葉を落としている枝全体に湿気をタップリ含んだ大きな雪片がゆっくりゆっくり纏わり、覆い・・・
ビッシリと雪の花が咲いたよう。
見渡す限りモノトーンの、水墨画のような空間に真っ白い雪花が満開に咲く。
ちょっとだけ足元悪いですが・・・「雪の金澤」この時だけの風景に出会えます。
2011年3月3日午後3時38分撮影
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