金澤の冬の空は時として目まぐるしく移り変わり、
その様子を眺めたりその下に居るコトも楽しいけど、曇り空自体もとても味わい深い。
真っ白なキューブとガラスで構成された建物は
移りゆく金澤の光の色をとてもよく反映させ、朝に夕に美しい色に染まるけど、
こういう曇り空の細やかな階調、陰翳を眺め味わうにもとても適している。
この美術館で個展を開催したコトもある私の大好きな作家に
「陰翳を観察する」コトをコンセプトにした作品があるけど、
この21世紀美術館全体もこういう時は巨大な「陰翳鑑賞装置」となる。
複雑な雲のグラデーションをバックに、それを刻々と還元し反映する建物。
見事なコラボレーション。
(09年01月02日午後03時03分撮影)
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